拾い喰いとマーキングは外出時のイヌにとって多分生涯やめられないことだろう。もともと拾い喰いが悪いと決めたのは飼い主であって、当人(犬)にとっては極自然な生理的行為だ。拾い喰いより楽しいことがあるときは犬はそれをしない。、、と父さんは思っている。
散歩は、みかんにとって「拾い喰い」の唯一のチャンスである。「それは、いけないこと」とみかんには学習させてあるが、本人はそう受け止めていない。「見つかると叱られるから、、」と云う捉え方がわかりやすいと思う。飼い主の目を盗んで拾い喰いするので「盗み喰い」、、父さん母さんは、そう表現している。
パピーの頃は煙草の吸殻・チューインガム・他の犬のウンコ、果ては小石から落葉まで何でも口に入れようとしていたが、昨今は事前に臭いを嗅いで自分なりに(イヌとしての=人間が考えるきれい汚いとは別)チェックをきちんとしてから口に入れている。言葉で表現こそしないが、拾い物のソムリエとでも云えようか、、。
道路には、心ない人間達が捨てたり放置した、みかんにとって垂涎のものがいっぱい落ちている。しかも皆、時代を反映した成人病の素みたいなものばっかりだ。だから散歩中、父さんたちは日々みかんのその欲望と闘わなければならない。
先日は、ちょっと目を離したすきに、イカゲソの揚げたものをくわえた。そう云うときのみかんは素早い、、さっさと呑み込む。この獲物(拾い物)はさすがに大きく、呑み込んだものの歯の間から足が2本ほど飛び出していた。図柄としては可愛いのだが、父さんとは瞬時を競う争いとなった。結果、父さんが強引にみかんの口を開けイカゲソを引きずり出したが、父さんの手は悪い脂の触感と臭いでデロデロになった。みかんには帰宅してウガイ(のようなこと)をさせた。
最近、みかんは路上で獲物を見つけると、わざと気付かない振りをして、一度遠くに離れ、オシッコをしたいときによくやる臭い嗅ぎの仕草を見せ、こちらを油断させ少しづつ獲物に近付き、射程圏内に入ると一気に襲い(?)かかる。父さんの目を盗む「偽装行動」の技を考え出したみかんだ。それに対し、今父さんは、自分の気配を消す練習をしている。ステルス戦略と、、父さんは自称している。でもまだ効果はない。
●丸ごとリンゴと絶品鰺の頭のリゾット
リンゴ丸ごと、鰺の頭と骨、乾燥椎茸、ひじき、高野豆腐、ワカメ、小松菜、キャベツ、ブロッコリ芯、人参、金時豆、蒟蒻、じゃがいも、五分つき米、カボチャの種のオイル、バルサミコ(初の試み、人間の味覚としては美味くなること間違いなし。)
※今日はオリーブオイルではなく、以前にナナのお母さんから欧州みやげにいただいたカボチャの種のオイルを用いた。
■作業時間、ここまで15分。火をかけ、煮立ってから5分で火を止め、15分以上蒸らす。あとは飯粒にかけ、オイルをのせるだけ。2食分(いつもそうだが)。
■母さんと散歩中のみかん