政府から節電が呼びかけられている午後、父さんは虎ノ門と新橋と勝どきへ向かった。計画停電がなされる前にやっておかなければ、寝るに寝れなくなる用事があったのだ。
■みかんは自分の寝床でクレアさんと節電に強力。
用事済ませとっとと戻って来た父さんと散歩に出る。
閑居してるとエコノミー症候群になっちゃうしね。
■ナニゲにひっそりした街には救急車が走り回り、
■24時間年中無休のガソリンスタンドに、臨時休業のプラカードが出ていた。
■そして、あまり遠くへ行きたがらぬみかん。
まだ、人間には感じられない余震が頻繁にあるのだろう。
■戻りて安堵。原発がいよいよ怪しくなって来た。
手遅れかもしれないが、原発を止めるきっかけになってほしい。
■今宵も我が家で寝られる我が身を天に感謝。
ここでのみかんのエネルギー節約分をなんとか災害現場で活躍中の救助犬のみなさんに届けたい。
●冷凍しておいたお魚ご飯。
ちなみに、これは非常用食材ではない。
そう云えば、父さんの縁者(さほど遠くない親戚一族)が大船渡と陸前高田に何世代にも渡り暮らしている。地震翌日より間接的に連絡を取っているが、未だ何の音信もなし、、と云うか消息不明状態だ。今は、なんとか生き延びていてくれることを望み祈るだけだが、そろそろ悲報を受け取る覚悟もしておかなければなるまい。現況下、何も出来ぬ自分が辛い。