「小股」のつぎは、当然「内股」。
「内股歩き」に美しさを感じているのは世界中で日本人だけだ。和服を着こなす為の一つの技術と思われるふしもあるが、実は日本舞踊をやっている人に内股歩きの人は少ない。その方が腰がしなやか見え、凛とした姿勢で美しい。まさに柳腰で小股が切れ上がって見える。そしてなによりもタンデン(丹田)に力が入り健康的でセクシーだ。
かつて日本の乳児の多くは「おんぶ」で育てられ亜脱臼のまま成長することが多く、それに日本的な労働や所作が加わり「ガニ股」を生じさせ、女性の場合それを和服の下で隠す為「内股」で歩く習慣が身に付き、それが結果として「ナイーブ」や「お淑やか」な姿として社会的に定着し、そのまま一人歩きした、と云うことではないか、、と父さんは仮説をたてている。
日本では「ナイーブ」が素朴とか純真とかオシトヤカを表す「褒め言葉」として使われることが多い。しかし英語で「ナイーブ」は「初(うぶ)・未成熟・世間知らず・ひ弱」みたいに褒め言葉としては使われない。「内股」はナイーブを褒め言葉に使う日本独自のフェチシズムなのかもしれない。考えてみれば中国の「テンソク」も同じような事だ。ひょっとすると「ハイヒールやコルセット」も、、。
いま「カワイイ」が世界語になりつつあると聞いている。そのうち「内股」も世界に通用する女性の美のスタンダードになるのだろうか? でも、それでハイヒールを履いたら、骨盤はどんどん弛み開き、結果として足先に良くない負担をかけ続けることになる。外反拇趾になる最大の要因だ。やめた方がいい、なんたってセクシーじゃあないから、と父さんは思う。外反拇趾の「フェチ」なら別だけど、、。
みかんは一見後ろ足がガニ股、そしてハイヒールを履かないのに常に「つま先歩き」、でも外反拇趾ではない。、、、しなやかなで強靭な脊椎とエネルギーたっぷりのタンデンを保持しているからだと父さんは考える。「虫の知らせはタンデンで聞く」と云う。脊椎動物の生命力の基本中の基本なのだろう。
いま父さんにとっては、みかんそのもが「フェチ」の対象となっている。父さん、、すこし(かなり?)アブナイ。
■みかんはバックシャン(この写真は2度目の掲載) ■みかんの丹田エネルギーはスゴイ!
●甘夏風味初夏野菜雑炊
穀物7種、乾燥椎茸、乾燥蓮根、ひじき、カリフラワーと葉、生姜、フキ、昆布、納豆、カツブシ、大根、人参、絹さや、タンポポの葉、大豆ピューレ、セロリピューレ、甘夏、五分つき米、オリーブオイル
※昨日までの穀物5種の袋に「高キビ」と「はと麦」を加えたので、今日からは穀物7種。
※「犬は柑橘類を好まない」と聞いていたが、みかんはかなり柑橘好き。名前のせいではないと思う。かなり完成度の高い大人の味に仕上がった。