我が家の車が今のになる前(当然みかんが来る以前)、10年近く「MINI」に乗っていた。父さんのはローバーになってからのもので、タイヤも12インチ(もとは10インチ)になり排気量も1300cc(もとは1000)になっていた。自慢するが、父さんはエンジンを馴らすのが上手い。そのMINIのエンジンもよく仕上がった。蓼科への高速通いもコンディションキープには良かったのだと思う。でも目的地につくとエンジンの振動と音による耳鳴りが暫くつづいた。また路面のギャップを細かく拾うので首と顎が疲れたりしていた。でも楽しい車だった。車内から見える景色も独自だ。
モーリス起源BLMC系ミニの本当の凄さは、ボディ剛性とバランス良く踏んばりのいいりジッドに毛の生えたようなサスペンションそしてレスポンスが生なハンドリングと結構荷物が入る室内空間だった。ボディ剛性の良さについては父さんは立派な証人になれる。
エンジンのヒートアップ対策と雨仕舞い(とくにトランク)の悪さによる電気系統の弱さついてはいろいろ泣かされた。高速道路で130km/hから追い越しをかける場合などは、エアコンを切らなければならなかった。何せ基本設計は四十年以上前だし英国産だからしょうがないな、と思うしかなかった。でも飽きないし憎めない、ともかく一緒にいるのが楽しい。まるでみかんのようだ。一度はみかんを乗せてみたかった。今でも街でときどき見かけるが、その走り(走らせ方)を見て、父さんは泣きたくなることが多い。MINIは攻撃的に乗らないとその真価を発揮しない。キビキビ乗らなければかわいそうだ。
かつて一度、中央高速で夜中80kmオーバーでうっかり覆面パトにつかまった。担当警察官はかなりのMINIフリークらしく、「本当にノーマルですか?」からはじまりエンジンのことからハンドリングのことまでいろいろと聞いて来た。仕事するならちゃんとしろ、と思った父さんだった。その彼から次に出て来たのは新しいMINI(そのときは発売1年前)の話題だった。
その新しいMINIがいま結構沢山走っている。日本では人気が出たようだ。まだ自らハンドルを握ってないので、勝手な言い分になるが、父さん思うに、昔のMINIを知っている人なら、新しいMINIはチョイスしないだろう。昔のMINIの面白さを現代の車に求めるならば、どう考えてもあのMINIにはならないはずだ。意匠(特に後ろ姿がシャンでない)は別として、悪い車ではないと思う。だからこそ新しいのをMINIと名付けるのは新旧どちらにも失礼だと思う。旧MINIの時もそうだったが、一般車として「クーパー」を名乗るバージョンを出す何ぞは、父さんに云わせれば言語道断、クーパー氏への侮辱でしかない。
BMWもさっさとフルモデルチェンジ(?)して、オリジナル性高い小型車をつくって欲しい。BMWなら期待できる。あのバイクたちを見ればよくわかる。ともかくあれはMINIではない。
でも、機会があれば、試しに一度は乗ってみたい、みかんと。
■みかんは車が大好き。これはモロズミさんの軽のダンプだけどね。 ■みかんは後ろ姿もシャン。
●鶏レバーと隠元豆のリゾット
鶏レバー、ジャガイモ、トマト、隠元豆、乾燥まいたけ、乾燥椎茸、乾燥蓮根、芋がら、人参、生姜、ピーマン、雑穀6種、五分つき米、白米、オリーブオイル。
※トッピングにキャベツの千切りてんこ盛り。
※前菜に、初物のトウモロコシ。芯までペロリなので、明日のウンコがやや不安。
※間食に、キュウリ都合3本。
※夜食に、初物枝豆。
【ななのその後】順調なようです。そちらのブログも見てね。
http://nanaklc.exblog.jp