日本の庶民の家屋に、もともと「玄関」はなかった。玄関は風水的「気」を通す場所としての意味合いが強く、正式な客(霊)を出迎える神聖な場として設けられるようになる。江戸時代に入り「正式・儀式的」に客を迎える必要がある人々が増え、簡略化された書院造りの屋敷とともに普及し、履物を脱着する場として固定化してくる。明治以降それがホワイトカラーを中心とする一般の家に広まり、今日に至る。
その日本の家屋において、玄関の扉は「引き戸(スライド式)」が一般的だった。それ以前の日本で「開き戸(蝶番式ドア)」が用いられていたのは寺の山門と仏壇くらいのものだろう。「引き戸(スライド式)」は「開き戸(蝶番式ドア)」より広い間口を必要とする。気密性も低い。それもあって戦後、日本の家屋では玄関に蝶番を用いたハイカラな「開き戸(蝶番式ドア)」が普及発展する。しかし、日本では玄関で靴を脱ぐこと・土足厳禁が今も続く。
外国映画などで、警察や軍隊が家の中に突入する時に、しばしばドアを蹴り込んで入る。西洋の家の玄関(出入り口)のドアは皆「内開き(外から内側に開く)」だ。鋸(のこぎり)や鉋(かんな)にも見られるが、西洋人の道具の多くは押すときの力で機能するように出来ている。ドアも同様だ。頑丈な壁で囲われた西洋の室内で、ドアから入ってくる侵入者を防ぐにもドアを押して防ぐ方がよかったのだろう。日本でも寺の山門等の扉は皆内側に開く様に出来ている(仏壇は外開きだが)。
しかし、玄関で靴を脱いだ場合、西洋式の「内開き」だと、玄関の土間部分が狭くなったり、脱いだ履物がドアの開閉の邪魔になったりする。だから日本の住宅のドアはいつしか皆「外開き(内から外側に開く)」になっている。みかんのケージも同じだ。みかんの場合も、ドアを蹴破って中に突入するのはどうやっても困難だ。
みかんは最近ケージの扉(ロックしてない場合)を外から手で引っ張って、中に入る方法を身に付けた。多少の隙間があれば「引き戸・襖」も開けられる。閉めるのはできない、がすごい。
■昨日父さんが美味しい小豆を茹でた。 ■トッピングには豆腐・小豆・完熟熟リンゴ。シンプルだけど豪勢でうまひ!
●一昨日と同じ。(一昨日作り過ぎたんだね)
トッピングに、豆腐、ゆで小豆、リンゴ。
※間食にトマト、胡瓜。デザートに梨。