今日、世界水泳の200m平泳ぎで「世界のキタジマ」が優勝した。彼が目指した「タイム」は出なかった。ライバルが風邪で欠場したのも影響したのだろう、レース競技とはそう云うものだ。本人も満足しきれていなかったようだ。競泳選手としては既にピークの角を回っている。しかし、父さんは「キタジマ」が平泳ぎに於いて行って来た(多分今も続いている)「泳法の技術革新」の「努力・成果そしてそのアピール力」を高く評価してやまない。
近代泳法4種のなかで、近年、平泳ぎは泳法の技術革新が忙しい。「いい意味で」レギュレーションの刷新(ルールの緩和化)も行われている。「キタジマ効果」と父さんは思っている。
自動車レースのF1と一緒で、スポーツ競技では、どこかの国(とくに競技運営組織の中の発言権の弱い国)が一人勝ちを続けるとしばしばレギュレーションの変更が施される。かつて平泳ぎで「潜水泳法(一瞬でも、頭を含む全身が水面下に完全に沈む)」で日本が勝ち続けたとき、世界はそれを禁止するルールを導入した。「スズキダイチ」のバサロも半分封じられた。思い起こせば、スキーのノルディック複合もそうだった。ル・マンの「マツダロータリー」もその一つだったかもしれない。いってみれば、ルール(レギュレーション)変更による弱い者イジメ、もしくは談合だ。
昨今の平泳ぎのレギュレーション変更は、前向きな(弱い者イジメでない方向の)ルール改正に思える。それには「キタジマ」の泳ぎの技術開発とその成果の普及が大きく関わっている。最新の例で云えば、スタートないしターンした後の1カキ1ケリの折に、ドルフィンキックを1発入れることだ。平泳ぎのフロントランナーたちは「キタジマ」の登場以来、足のキックのスタイルにはじまり、皆彼の「泳法」を取り入れてから記録を伸ばしている。「キタジマ」は世界の水泳協会も「レギュレーション改訂」してまでも認めざるを得ない「泳法の進化」のカタマリであり、単なるメダリストではないのだ。近年、水泳が生活の一部になっている父さんとしては、「キタジマ」を是非そう云う目で、見てあげて欲しいと願うのであります。
それにしても、平泳ぎで「日の丸を背負ったキタジマの後継者」がまだみえないことがちょっと不安だ。
みかんも、そのうちきっと「ラブラドールのレギュレーション」を変える存在となるんだよ!
便乗自慢。「キタジマ」が少年時代通った(今の基礎を作った)スイミングクラブでヘッドコーチをしていたインストラクターから、父さんは昨年春、バタフライで「S1(スタイル1)(スピードのSではない)」をいただいている。
■なぜか、日の丸を背負ったみかん。 ■観測定点は宴の盛りだった、写真は無い。裏道の方が風情がある。今日は花冷え。
●豚肉団子
豚挽き肉、生姜、ひじき、乾燥椎茸、切干し大根、シラタキ、葛きり、クコ、大根&葉、白菜、人参、菜の花、蓮根、雑穀9種、餅米入り五分つき米、オリーブオイル。
トッピングにスリアマニ、黒米入り茹で小豆。
前菜にキャベツの芯。デザートにリンゴ。