612ファームは現在約550坪(2反弱/2区画)、その半分はまだ土壌改良中で草原(くさっぱら)、みかんの運動場となっている。先日、その運動場区画に隣接する区画の持ち主から、間接的に、612に借りて欲しいとの話があった。「休耕畑で、管理の草刈りが大変なので借りて貰えないか」と云う事らしい。昨今、そう云う畑が蓼科には山ほどある。本件に関して云えば、612としては借りる方向で前向きに考えていた。畑としての地代はすこぶる安い。612のファームの景色としては押さえておきたかった区画の一つだった。
そんな折、先日、地主らしい人がその土地に草刈り機を回しに来ていたので挨拶に行ったら、その土地の持ち主ではなく更にその隣地の畑の人だった。その人はその隣地の畑で出荷用作物(化学肥料、農薬、除草剤ばんばん、なので自家用ではあるまい)を手掛けている。「この土地の持ち主に頼まれて草刈りに来た」と云っていたが、自分の畑に接する数メートル巾の範囲の草を刈ったのち、除草剤をしっかりまいていった。地主とまちがえて挨拶した当方への返事は「草の種が飛んで来ないようにしてネ」だった。
こう云う場合、「借りようとしていた畑(土地)」は中東でイスラエルが主張する緩衝地帯と云うような位置付けになる。へたに当方が踏み入ると互いに厄介な苦労の種を増やすことになる。だからそんなわけで、今回のファーム面積拡張計画は頓挫した。事態として、理不尽で野放途ではあるが、借りる前でよかったとつくづく思う。
みかんにとっては、また野良できる場が減ったと云う事だ。
■日本の近代農業は「草と虫」を「雑と害」と断定し只管薬剤で駆除してきた。
■夕方に虫さされ。確かにこう云う事もあるけど、対応方法は幾らでもある。
●鶏肉(&骨)スープの玄米茶漬け
父さん母さんも今日は全く同じもの(手もとで塩しているが)。