今日は今年初めての「(みかんのご飯における)魚の日」。
「(みかんのご飯における)魚の日」とは、みかんのために渋谷の「鮨大内」さんが冷蔵で(冷凍ではない)とっておいてくれるお魚の頭や骨や中落ちを散歩がてらいただきに行く日のことだ。
以前にも記しているが、「鮨大内」さんは、母さんが行ける極めて数少ない外食できるお店の一つだ。ここの魚なら安心してみかんに与えられるので、数年前にお願いし、週一ペースでいただきに行くことにしている。週二回でも三回でも「鮨大内」さんの方ではかまわないらしいが、みかんの食事の分量や内容のローテーションとしては週一位がちょうどよいと判断している。
お鮨屋さんは、だいたいランチタイムが終わり片付けして、賄いの昼食とって、その後少々休息時間を取るのが一般的だ。だから、みかんと散歩がてら訪れるのも、概ね14:30〜15:00と決めている。一番弟子の千野さんが「魚の日」を把握していてくれて冷蔵状態でテイクアウトしやすくしておいてくれる。一度なんかはおいしいカワハギの頭の皮をみかんの為にわざわざ剥いておいてくれた。ときには「これはきっと、人間(飼い主)用だな、、」と思える肉の固まりも入っている。
そして今日、今年初めての「魚の日」。
15:00ちょっと前に、50mほど先にお店が見える交差点についたところで、、「あっ、千野さんが、自転車のってどっか行っちゃう、、」。
千野さんが、我々とは反対の方向へ自転車ででかける後ろ姿が見えてしまった。人や車の往来で声は届かず、そのまま千野さんの姿はわれわれの視界から消えてしまった。店先には準備中の札が出され、戸は閉まっていた。
今まで一度も「魚の日」を忘れたことのない千野さんだから、きっと急用(例えば、出前の器を引き取りに行く、、??)が生じたのかもしれない、と思い20分ほど待ったが戻ってこない。
しかたなく、夜出直すことを決意し、メモ(用具がなにもなかったので)も置かずに、帰途についた。
せっかくの散歩でもあるし、みかんもその気のようだったので、復路は少し遠回り。
■青山学院正門の前で、みかんはヤケクソノのおしっこをした。
そしたらそこへ、「すみませ〜ん」と声をかけながら、千野さんが自転車で追いかけてきた。「うっかり、忘れちゃって、買い物に出てしまって、、。」、、今年初めての「魚の日」は無事終了した。
どうやら、みかんはおしっこで時間を稼ぎ、匂いで千野さんを呼んだらしい。
それにしても、一発でこの遠回りルートを当てるとは、千野さんはいい鼻をしている。
■青山通りと国連大学を背景に記念写真を1枚。
●カツオの中落ちご飯
カツオの中落ち&骨、鰺の頭、乾燥椎茸、乾燥舞茸、乾燥蓮根、ブロッコリーの芯&葉、キャベツの芯、牛蒡、生姜、白菜、大根、蓮根、人参、ジャガイモ、サツマイモ、昆布、花豆煮汁、雑穀8種、五分つき米、オリーブオイル。
おやつに豚あばら骨1本。デザートに蕎麦。