父さんは今回のWサッカーにハマっている。イタリア対豪州戦、これもお面白い試合だった。まさに対照的なチーム同士の互角(?)のゲームだ。ぎりぎりでイタリアが実力で「運」を拾った。何とかラテンのサッカーの面目(?)を保った様子だ。
ローマが大帝国を築き維持出来た背景には、進んだ土木技術がある。石や煉瓦で円弧を作る、即ちアーチをつくる技術、アーキテクチャーだ。軍事的機動力と情報収集を確保する為のネットワークをそれで築き保つ事が出来た。全ての道はローマに通ず、、だ。でもローマ即ちラテン人はもともとアーチの技術は持っていなかった。それはローマの北方のエトルリア人から学んだものだ。エトルリア人はやがてローマに吸収され抹消されてしまう。ペルージャにエトルリア人の遺跡がある。「オーメン」の舞台となったところだ。ローマ人は民族の融合と文化の浄化が実に上手い。ローマは一日にしてならず、、だ。そして未だ現在の地球の3割以上はラテン語圏にある。
イタリアの工業製品(殆どはイタリア北部のものだが)と云うのは、独特の存在感を持っている。フェラリやマセラッティは今や大衆商品だが、ランボルギーニ/ビモータ/アエロマッキ等役に立たないすんばらしい名機を生み出すセンスは他の民族の発想を越えている。実は犬もそうだ。イタリア人の犬の好みは父さんの想像を越えている。少なくともラブラドールレトリバーはラテン系ではない。
ところで「イタリア」とは古代ギリシャ語で「牛の土地」と云う意味らしい。古代ギリシャにとっては西の辺境の始まりだったのだろう。イタリアで牛の群を移動させるのに使う道具に「小枝を束ねた箒」のようなものがある。戦前イタリアのシンボルとして用いられた「ファッショ」と云うものだ。牛の群を叩いて導くと云う意味か、小枝を団結させると云う意味かはよくわからない。「ファシズム」「ファシスト」の語源だ。いずれにせよいろんな極端が同居できる風土、それがイタリアなのかもしれない。、今ふとモデナとボローニャで食べた牛肉の味を思い出した。ミンチされた方が美味かった。
豪州はゴール前でラグビーする傾向があるが、さすがまだ国旗に大英帝国の旗を付けているだけあって、英国のサッカーDNAの存在を感じる。次回のワールドカップアジア予選、中国も世界戦略の一環として必ず強化されて来るし、大変だ。どうするニッポン。
テレビでは今、ブラジル対ガーナ戦をやっている。
■イタリアの犬には会ったことないけど、イタリアの皮製品は最高だよ。
●ハマチのカマとスナックエンドウとカボチャの雑炊。
ハマチのカマ、乾燥蓮根、乾燥椎茸、ひじき、スナックエンドウ、人参、キャベツ、ロメインレタス、生姜、大根、カボチャ、くるみ、雑穀4種、五分つき米、オリーブオイル。
※今日はお魚の日。だんだん散歩時の路面温度が高くなって来ている。気をつけねば。