昨日のななの出産が契機になったわけではないが、「胎内記憶」が家庭内で話題になっている。
胎児のおり、五感と記憶の細胞はある程度出来ているわけだから、胎内体験が脳のどこかに記憶として留まっていることは確かだと父さんも思う。アルバムに貼り忘れた感光精度の低い日光写真のようなものだろう。しかもどこで何時どんな思いで撮ったかもわからない。でも必ず頭の箪笥の引き出しのどこかには入っている。脳の箪笥収納力は無限に近いから、撮った写真は入ったまま消えることはない。でも必要に応じてそれを引出しから見つけだすことは先ず不可能だ。別な写真を引っ張り出して、胎内記憶と信じるケースはありがちだ。最近我が家のパソコンは、父さんの「胎内記憶」のようなもので溢れている状態だ。パソコンは限界があるから重くなってしょうがない。最近、父さんは忘れること憶えないことで脳ストレスを軽くすることを心掛けている。
人間は記憶を引き出すに於いて、良くも悪くも「言葉(ロゴス)」を頼りにする。しまう記憶の多くも実はロゴス化されている。胎内記憶にロゴスがあるとは思えない。だから「胎内記憶」が再現されるとすれば、それは夢の中が一番ふさわしい、、、フロイトやユングの世界か。父さんは夢をよく見るが、最近は目覚めた段階で何一つ憶えていない。また、酒を飲み過ぎたときには、よくピンぼけの日光写真のようなものが目に浮かぶ。日々「胎内体験」をしているのかもしれない。
お釈迦様は、産まれるや否や、天と地を指差し「天上天下唯我独尊」と謂われたそうだ。それって、胎内記憶を超して胎内で推理思索をしていたわけだから、やはりミラクルと云うしかない。
みかんは「メロン(みかんの産みの母)」のお腹の中で何を感じ考えていたのやら。
■みかんの「胎内記憶」。夢の画像再生ができたらいいのに、、。 ■今日のおやつ
●鰺の骨たっぷりとモロヘイヤと茄子の雑炊
鰺の骨、生姜、しらたき、乾燥椎茸、乾燥蓮根、ひじき、モロヘイヤ、トマト、茄子、ジャガイモ、金針菜、田作り、きび、五分つき米、オリーブオイル
※間食に胡瓜、ピーマン沢山