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その昔、インド/ガンジス川下流のどこかの町(正確には忘れた)で豪州人と米国人と日本人他の7・8人で夕食をとることになった。我々は陸路のツアーだが、運悪く、インド国内の航空路でストがあり、多くの旅行客が足留めになり、レストランは観光客でどこも満席。しかたなく、ウッカリ、隣のガラガラの店に入ってしまった。豪の女性がまずコーラを注文。水は危なくて飲めない。当時貧乏旅行者たちは安いラム酒を買ってコーラで割って飲んでいた。コーラは原液をアメリカから運び現地でビンにつめるのが普通だ。出て来たコーラは既に開栓されていて、殆ど泡がでなかった。豪の女性は「フラット(泡の出ない炭酸ものをこう表現するんだね)!アナザーワン。」と云って次のビンを持って来させ目の前で開栓させたが、前のと殆どかわりない。インドのコーラはこんなもの、と初めから父さんは思っていたが、5・6本ほど開栓させて結局ことわった。その後各自スープやメインディッシュ(まあ、たいていはカレー)を注文したのだが、またもやその女性が頼んだ「トマトスープ」でひと騒ぎ。料理より遅れて出て来たスープが、トマトの色をしていなかったのだ。味も香りも無い。そのまま「もういらない」と断ればもめずに済むのに、「トマトスープを持ってこい!」が始まってしまった。こうなると白人の女性(全ての人とは云わないが)はかなり頑固だ、自分の正当性だけが前に出る、妥協点を持たない傾向がある、と父さんは学習した。3回目まではスープボールに入って同じようなものが出て来たが、4回目にはキッチンからやたらでっかいコック姿のインド人が片手鍋もって出て来た。鍋の中をかき混ぜて我々に見せ「ちゃんとトマトは入っている。私は嘘つきではない」と顔をヒクヒクさせながら云った。たしかによく見ればトマトのようなものが入っているのだが、全く熟してないのか黄緑に近い黄色だった。そう云う種類なのかもしれないが、確かにあれではトマトスープは作れまい、と皆思ったはずだ。が、片手鍋の底をかき回す方の手を見たら、、レードルじゃなく包丁を握っていた。ちょっとヤバい、と父さんが思った瞬間、また先の女性が云った「これはトマトスープではない。トマトスープを持ってこい」。、、いよいよヤバいと思った瞬間、インド人の彼はこちらを見て「日本人ですか」と丁寧な口調で云った。父さんが「YES」と云うと同時に、隣に座っていたお調子者(?)のアメリカ人の若者がよせばいいのに「空手マン(当時ブルースリーの映画が途上国の末端にまで届いた頃だった)。アチョ〜!」更に同席の別の豪州ギャルが「オフコース、ブラックベルト!」。その後、コック姿のインド人の彼が云ったのは、「飲み物代(誰かビールを飲んだ奴がいる)以外のお金は要りません、お引き取りを、、」。第三世界において、白人の中に日本人が入っていると、突然妙な役回り(出番)がやってくる、そんな時代だった。 一様、食べた分だけは払うと云うことにして清算。この「清算」、レストランへの支払い分もさることながら、、誰が何食っていくらだから誰のお釣りがいくらと云う計算にこう云うメンバーだとともかく時間がかかる。 その間、さっきのコック姿のおじさん、笑顔で「私は空手を習いたいんだ」と父さんに話しかけてくる。こう云うケースには既に何度か遭遇しているので、いつもの方法で説得し事なきを得た。「空手はSOUL!」「心が大事なのだ」「安易に人に見せたり、教えたりすると、破門される、、」。彼は納得して、手を振って見送ってくれた。ナマステ。 この時以降、先のオーストラリア人の女性とは、旅仲間ではあっても会食は避けるようにした。でも世の中で暮らして行く上で、正当な主張・イーブンな関係であれば、安易な妥協はしてはいけないと云うことを学ばせてもらった。でも、それには強〜い気力と生活のゆとり(政治経済的好位置)を先ず手に入れなければはじまらないのだが、、、。 その点、母さんは精神的に強い。みかんはフィジカルに強い。父さんは妥協の連続だ。 ■インドに行ってもみかんにカレーは食べさせられない。でも美味しい素材はいっぱいある。 ■今日は忙しくって散歩なし。 ●昨日と同じ ※トッピングに茄子の蒸し物と煮干し。間食にリンゴ(なぜか冷蔵庫の中で見つけた)、胡瓜 ※昨日のご飯が多かったので、母さんが米粒とトッピングで増量し、もう一日分とした。
by mikannogohan
| 2006-09-02 04:15
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