612ファームのある蓼科は山の麓の高めにある。このエリアでは殆どの耕地が、急緩の差はあるものの、傾斜地に位置している。利水を含め、この耕作地を開拓した先人たちの英知と努力と執念には頭がさがる。
緩やかな勾配地形にある畑の縁には「土手」が付きものとなっている。
草は土手にも生える、、と云うよりも、土手は「草の根」が守ってくれている。
だから、(草にもチョイスはあるが)土手の草は枯らしてはいけない。
また伸ばし放題でもいけない。伸び過ぎたまま放置すると根腐れを起こし、大雨時に表土を流し、土手を崩してしまう。その復旧はかなり困難だ。
だからそれほどに、日々の土手の草の管理は大切なことなのだが、、斜面の草刈りは端で見ている以上に重労働だ。いかに商業化された農家でも、さすがに土手には除草剤は散布しない。
しかも、刈ったあとの草をそのまま放置しておくと、次の草の光合成が阻害され根腐れし保水力も弱まり土手崩壊を引きおこす。だから一般的に、土手の草は、草刈りの数日後その場で集めて焼かれる。
612ファームでは、焼かずに集める。612ファームにとって刈りとった草は「草マルチ」と「天然肥料」の原材料でもある。612にとって土手の草刈りは草狩りでもある。
今日みかんは野良させてもらえなかった。
■土手の草刈り&草集め。みかんは見てるだけ。
■おやつタイム。みかんも参加。野良仕事におやつタイムは必需だ。
●鶏入り玄米粥つづく。
トッピングに納豆、小松菜、大根の昆布ダシ煮、牛蒡の千切り蒸し煮。
おやつにピーマン。胡桃、デーツ。