長野県の県木は「白樺」だ。
白樺の木は虫に食われやすく、木材としても腐りやすい。成長した木は根質が脆く(もろく)移植は困難とされている。
しかし、その分発芽繁殖力がつよく、山火事の後は何よりも先に芽を出してくるそうだ。白樺が群生して林を構成するのも、そこに理由があったわけだ。かつては長野県の多くの地で普通の景色の構成員だった、、らしい。
戦後、白樺は建材としての価値が低いため、開墾や林業への商業資本の大規模参入で一気に針葉樹に切り替えられる。その後は、周知の通り、日本の林業は衰退。山や山里の自然は近年そのつけに悩まされ続けてきた。
長野では今ふたたび、大地の循環力を組成させる一つの手立てとして、白樺(広葉落葉樹)の植林(自然林の再生)が始まっている。
みかんにはどうでもいいことだ、、ではすまされないことをみかんは気付いている。
白樺が蓼科の畑を救う、、ことが全くないとも言い切れない。
ところで、嘘か本当か、「白樺」はある標高を越えると「赤樺(あかかんば)」になるそうだ。もちろん個体差や地域差はある。、、でもカシミールの白樺はやはり白かったと、父さんは記憶している。まだまだ研究の余地がありそうだ。
■落葉後の白樺は、乾いた寒空になかなかはえる、が、みかんは我関せず、、。
■落葉松は今ビミョーな立場にある。でも落ち葉の吹雪や絨毯の美は捨てがたい。
■今宵、寝てる間に東京へワ〜ぷ。車も新品タイヤで喜んでいた。
●母さん手作りの冬の葉もの野菜と乾物のポトフ仕立てご飯