今日夕方、「あっ、今晩のみかんのご飯がない!」と気付いた。
父さんの迂闊(うかつ)でした。
みかんのご飯は、最近は一度に3日分(6食分)作り、その間に次の献立をある程度考え、素材のチェックや準備をするが、ここのところ、父さんの頭はそれに対応できない状況が、ままある。
それでもなんとか出来るのは、612の冷蔵庫と冷凍庫の存在のお陰だ。
野菜の端材や芯はもちろんだが、一番の頼りは出汁(だし)をとったあとの「昆布」と「かつお節」を612の冷凍庫で保存しておいたものだ。
612には世間で云う「一番出汁」と云う概念や使い方がないので、一回使った後の「昆布とかつお節」を「二番出汁」とは呼べない。でも一様、一回使った後の再利用だから「二回目出汁」。その上で、、「二回目」と呼ぶのは失礼に値する美味さだ。
しかも、この二つ、合わさると更に絶妙な美味さを作り出す(二回目出汁の合わせ出汁?)。
当然ながらミネラルやカルシウムやタンパク質もたっぷりだ。
だから、今日はこれがメイン、、?
どっこい、、みかんのご飯では、この緊急事態でも、彼等は助演となる。
今日の主役は、、大根と小松菜と山芋のデーツ煮。
さらに、その他の野菜に乾物類と雑穀が加わり、すばらしいシンフォニーに仕上がった。
(ちなみに、乾物類や雑穀系は、月単位ほどの長いスパンでのみかん用ストックボックスを設置してあるので、よほど長期の迂闊がない限り、補充の怠りは起こらない。)
でも、毒味(?)をした父さんの、自分用のディッシュのレシピとすれば、デーツはデザートにまわし、代わりに味噌少々と柚子を加えたいところだ。
それにしても、この「二回目出汁の合わせ出汁」、恐るべし。
■二回目出汁の豪華共演。でも主役じゃあないよ。左かつぶし、右こんぶ。
●大根と小松菜と山芋のデーツ煮ご飯
大根、小松菜、山芋、デーツ(棗椰子の実)、かつぶし団子、昆布、金芯采、春雨、乾物蓮根、乾物椎茸、ひじき、高野豆腐、蒟蒻、白菜、キャベツの芯、ブロッコリー葉、生姜、牛蒡、蓮根、雑穀8種、五分つき米。仕上げに、すり黒ごま、オリーブオイル。
トッピングに、マッシュルーム。
オリーブオイルは、昨日からアーリーハーベストになった。
おやつに、豚あばら骨1本、人参、ピーナッツ。